各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」が開催中だ。店舗で販売された人気商品の「こだわり」に迫る。
江戸時代から水上運送の要として江戸の食文化を支え、酒、みりん、しょうゆの産地として発展してきた歴史を持つ流山市。都心まで電車で20分ほどの距離だが豊かな自然に囲まれ、水運を担った利根運河や緑豊かな公園など見どころが点在している。同市から、昔ながらの製法で醸造した本みりんを使った「流山本みりんゼリー」や、素材にこだわったリンゴ酢入りの「パピリオソース」などが出品された。
「流山本みりんゼリー」は、オリジナルブランドの地酒も取り扱うかごや商店が、国産もち米に余計な添加物を加えず、自然ろ過によって3~6カ月かけて醸造した「流山極上本みりん」をゼリーにしたぜいたくな一品。蔵元でしか見られない「こぼれ梅」と呼ばれる本みりんの絞りかすを入れたタイプもある。
パピリオソースはりんご酢の製造・販売を手掛ける髙島醸造が、厳選した国産野菜や完熟果実に高品質のスパイス、三温糖、リンゴ酢をブレンドするなどこだわりの製法でつくられたソースだ。中濃、ウスター、焼きそばソースの3タイプがある。健康によいとして人気の「飲む果実酢」(はちみつリンゴ、ブルーベリー)も販売した。
その他にも千葉県認定のエコファーム米を使ったかきもち(番匠農園)など、流山の伝統と新しさを感じる品々がそろった。
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