今号は、後発参入ながら独自の高齢者向けサービスで支持を集めている事例をご紹介します。
家族を預けたくなる施設をつくりたい
鹿児島県霧島市にユニティという高齢者向けのデイサービス(通所介護)を行う企業があります。社長の濱田桂太朗さんは、祖父の介護のため近隣のデイサービス施設を見学したとき、皆で童謡を歌うなど、幼稚園のような雰囲気にショックを受けました。「経営者だった祖父はこのようなサービスは受けたくないはず」と独自の施設を立ち上げるべく、創業を決意したのです。
作業療法士だった濱田社長は「自分の祖父母を預けたくなる場所にしたい」と、県内の在宅介護施設に5年ほど勤務してノウハウを習得。そして平成22年8月に「リハシップあい国分」をオープンしました。
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