i-BOX 今月の情報宅配便！！「全国蒲鉾品評会」水産庁長官賞受賞

「かまぼこ屋さんの鯛せんべい」を開発した、四代目で工場長の土江元生（つちえ・もとき）さん

上野屋蒲鉾店

3月に行われた「第71回全国蒲鉾品評会」で、島根県大田市・上野屋蒲鉾店の「かまぼこ屋さんの鯛せんべい（プレーン）」が、水産庁長官賞を受賞した。

同品評会は、水産練り製品（かまぼこ、ちくわなど）の製造業者による業界唯一の全国組織である日本かまぼこ協会が毎年、農林水産省の後援の下に開催するもの。日本全国から逸品・名品千数百点が出品され、最高賞の農林水産大臣賞をはじめ、全部で13の賞が設けられている。

「かまぼこ屋さんの鯛せんべい（プレーン）」は、島根県が全国有数の水揚げ量を誇るレンコ鯛や、島根県産の米粉などを加えてつくった高タンパク・低脂肪なグルテンフリー（小麦粉不使用）、化学調味料無添加のノンフライせんべい。味は、今回受賞したプレーンと、青のり入りの2種類がある。体に優しい上に、夏場でも保存しやすく、アレルギーを持つ子どもや若者でも食べられることから、贈答品や土産品として人気を集めている。

『かまぼこ屋さんらしい、夏場に常温で持ち運べる商品をつくれないか？』という常連客の一言から開発が始まり、およそ10年がかりでつくり上げた商品だ。今後は、シジミや飛び魚など島根県らしい食材を混合してラインナップを増やし、「かまべいシリーズ」を展開していくという。