全国各地の商工会議所が、東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で地域の〝自慢の逸品〟を紹介する「地域うまいもんマルシェ」。今回は、11月7日から13日まで出店した松江の〝逸品〟を紹介する。
松江商工会議所は、漁師が営む海鮮居酒屋「海彦」が島根の海の幸でつくったオリジナル商品を紹介した。
「白イカ沖漬け」は、島根県沖でとれた白イカ(ケンサキイカ)を船上、または港ですぐ特製タレに漬け込んだもの。釣り上げたイカを生きたまま漬け込むため、タレの味がしっかりと染み込み、風味豊かに仕上がっている。食べやすい大きさにカットしており、ご飯のお供や酒のさかなにおすすめだ。
「炙りイカ」は、白イカを一夜干しして炙ったもの。イカの風味が凝縮し、生でも干物でもない絶妙な食感が楽しめる。
海彦は、福岡県から島根県に移住し漁師となったオーナーが、島根の新鮮な魚を食べてもらおうと2022年6月に開店した店舗。ランチの海鮮丼が人気となり、来店客の要望を受けて持ち帰りできる商品を開発、ネットでの通信販売も開始するなど、同店はさまざまなことにチャレンジしている。
今回、同所は同店の販路拡大に向け初の東京での販売を支援。漁師や海をイメージするポスターを作成し、ブースに掲示するなどで店や商品をアピールした。週末は、オーナーが店頭に立ち試食販売を実施。来店客にも好評を得た。同所は「新たな島根の〝おいしいもの〟を知ってもらう機会になれば」と話している。
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