私の基礎は3者からの教育が基になっています。
父からは仕事へのスタンスと下町人のあるべき生き方を教えられました。中学高校時代は、実家の商売を手伝い、家族の食事の準備、深夜にわたる値付けなど、できることは何でもするのが当たり前で、私のオーナー意識はこの頃の暮らしが原点となっています。
母からは、人さまへの礼儀や感謝を、そして学校では勉強だけでなく、自分がいかほどのものであるかについて、教えられました。
私の通っていた小学校ではローマ字しか教えてもらっていませんでしたが、中学に進学してみると、ほかの学生は英語の初歩をすでに知っていて、「出遅れた」事に気付きました。それを必死で取り返すのに3年かかり、高校1年の時、学年350人中70番になってホッとしていたら、担任から「数学・物理は10番以内なのに、英語の手を抜くな」と叱られました。そして努力し尽くしてもこれ以上は、自分には無理だと思いました。この程度の自分である事を骨身に染みて知ったのです。死ぬほど頑張った高校2年の実力考査で350人中25番というのが私の最高順位で、どうあがいても自分の上に24人の抜けない相手がいることを痛感しました。
