神戸商工会議所(兵庫県)はこのほど、地元のスタートアップ支援に取り組むNPO法人「コミュニティリンク」と共に、スタートアップと地元企業のビジネスマッチングを促進するデータベース「神戸イノベーション・ブリッジAI」を構築した。同所が地元企業の課題やニーズ、スタートアップの技術やサービスをデータベース化。独自の生成AIシステムによりマッチングの可能性のある最適な企業を選定し、スタートアップのサービス活用や企業同士の協業・連携を図る。
同所は日常的に企業ニーズやスタートアップの最新データをアップロードするとともに、相談企業のマッチング候補先を探すため、AIを使用している。AIは蓄積したデータを基に、企業のニーズや関心領域、強みなどを分析し、最適な候補先を抽出する。同所はその内容を企業にフィードバックし、マッチングを仲介する。
同所はこれまでも交流イベントなどビジネスマッチング機会の提供、主要企業の新規事業担当者を組織化した「神戸イノベーション・コミュニティ」の運営などを通して、地元企業とスタートアップのビジネスマッチングに日常的に取り組んできた。一方、地元企業のニーズやスタートアップの情報は常に変化しており、より最適な企業の紹介や、支援人材のスキルとネットワークに依存した「属人的」なマッチングが課題となっていた。そこで、AIの活用によりマッチングを効率化することで、質の向上と担当者を問わずマッチングが滞らない仕組みを実現しようと同データベースを構築した。
今後、同所はマッチング候補先のアウトプットの精度向上や使い勝手の良いインターフェース作成、音声・画像・動画などのデータ登録や活用、セキュリティの強化などに取り組む。
同所担当者は「スタートアップとの協業で地元企業の成長に向けた課題を解決し、イノベーションの創出につなげたい」と抱負を述べた。
