事例1 知恵と力を合わせて危機を克服
フレンドフーズ(スーパーマーケット/京都市)
「今、私たちの業態はライフラインとして営業が続けられ、多くのお客さまにお越しいただいています。それも地域のつながりに支えられてきたからです。今こそ自社の商売の在り方に真摯(しんし)に向き合い、それをベースに固定概念をぶっ壊すときだと思いました」と語るのは、京都市でスーパーマーケット「フレンドフーズ」を営む藤田俊さん。
同店では、この危機を地域で乗り越えようと、かねてから味に信頼を置いていた地元のフレンチレストラン「エヴァンタイユ」がつくる弁当の販売を、週1回土曜日、数量限定で開始した。売価1500円の弁当は、発売15分で売り切れるほどの大人気。これによってエヴァンタイユの味の確かさが伝わり、自店で行っているテイクアウトも伸びているという。業種を超えた地域での支え合いにより、コロナ危機をチャンスに変えようとしている。
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