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テーマ別企業事例 人を呼び込む、まちがにぎわう「観光」が地方創生の原動力となる

事例3 風評被害の払しょくと風化防止へ 台湾との民間経済交流に手応え

福島県商工会議所連合会

26年の「歓迎の夕べ」では渡邉博美福島県商工会議所連合会会長(福島商工会議所会頭)が中華民国三三企業交流会と台日商務交流協進会の鄭世松顧問(左)と中華民国医療器材商業同業公会全国連合会の賴調元理事長(中央)に記念品の三春駒を贈った

海外経済人との交流が、新たな観光の芽に育ちつつあるのが福島県商工会議所連合会の取り組みだ。

福島県連は平成25年度に「福台友好交流の翼〜経済交流ミッション〜」を台湾・台北市に派遣。 「福台友好交流の翼事業における三つのミッション(観光交流、伝統文化交流、経済交流)のうち経済交流を担ったわけです。東日本大震災では、台湾の皆さまからも200億円に上る義援金をいただきましたので、お礼をあらためて伝える目的もありました。この事業で福島の現状を理解していただくとともに新たな交流を持つことができたと思います」と福島商工会議所総合企画課係長の村山功一さんは趣旨を説明する。

これがきっかけで、昨年秋の台湾代表団の来福が実現。「台湾を代表する経済団体である中華民国三三企業交流会と台日商務交流協進会の製造業・医療機器関係者を中心とした約30人の訪問団に来県していただき、郡山市での医療機器の見本市にも参加してもらいました」(村山さん)

支援へのお礼から始まった台湾経済界と福島経済界の交流はさらに拡大する勢いだ。「風評被害を防ぎ、震災の記憶を風化させないためには民間レベルの交流が重要だと思う」と語る村山さん。福島県連は今後も民間レベルで台湾との交流を深めていくことを計画している。

※月刊石垣2015年7月号に掲載された記事です。

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