八幡浜商工会議所(愛媛県)は、11月19日、八幡浜漁港に水揚げされる商品価値の低い雑魚から選抜した「ZAKO(ザコ)48」の人気ナンバーワンを決める「選抜総選挙」を道の駅「八幡浜みなっと」で開催した。選挙の結果、投票総数3115票中838票を獲得した「エブタ」がZAKO48ナンバーワンの座を射止めた。

今回のイベントは地元で水揚げされる雑魚の魅力を発信しようと、同所の「八幡浜雑魚出世街道プロジェクト」が人気アイドルグループにちなんで雑魚の中から48種を選抜。見た目によって4チームに組み分け名称や写真とともに、その魚の特徴も掲載した。9月から48日間、インターネット投票を実施していた。

選挙当日は、フライや煮物、南蛮漬けなどさまざまな味付けの魚、全48種の試食会を開催。来場者は、味や見た目で「推し」の魚に1票を投じた。また、1～7位までの「ZAKO神セブン」にはエブタのほか「エッチガニ」「コショウダイ」「マツカサウオ」「ハランボ」「ホータレ」「ミノカサゴ」が選ばれた。同所はこれからも地域でもなかなか注目されにくい魚を積極的にPRし地域活性化につなげていく。