日本の茶文化を伝え、支える 宇治の高級茶畑
お茶が中国から日本へ伝えられて以降、京都ではその生産技術の向上に努めてきました。14世紀には足利義満の庇護のもと一大生産地へと成長。その後、将軍家や貴族へ献上するための高級茶葉をつくるようになり、時の権力者と多くの茶人の支持を受け、彼らの要望に応えて「抹茶」「煎茶」「玉露」を開発するなど、発展を続けてきました。
平成27年、宇治市を含む山城地域12市町村が日本遺産に認定されました。宇治で多く生産される玉露などの高級茶葉は、新芽が出るころに覆いを掛け、日光を遮って育てます。遮光することで甘みや旨味(うまみ)が増し、独特な味わいが生まれます。
わがまちの「イチ押し」
宇治商工会議所 業務課 福冨 頌子
宇治には、世界遺産の平等院・宇治上神社をはじめとする寺社仏閣など観光資源が豊富にあります。また、宇治橋のたもとにある創業850余年の老舗御茶屋・通圓(つうえん)では、宇治川を眺めながら本場の宇治茶をお召し上がりいただけます。
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