大船渡商工会議所(岩手県)などは11月9~11日の3日間、東京・JR有楽町駅前広場で特産品を首都圏に売り込もうと「いわて・三陸けせん 希望ストリート2015」を開催した。同地域の49社が、食品や工芸品など約290品目を直売。期間中は多くの人でにぎわった。
イベントは、東日本大震災で甚大な被害を受けた大船渡市、陸前高田市、住田町の2市1町からなる「けせん地域」で生産された水産加工品、農産品、工芸品などの販路拡大、食の安心・安全のPRを目的とした展示即売会で、今回で4回目の開催。けせん地域は東は太平洋から西は北上山地に至る岩手県の沿岸南部に位置する地域で海産物などが豊富な地域だ。
期間中、会場では、同地域の49社の担当者が勢揃い。ホタテやウニ、ワカメといった海産物や、サンマや鶏肉を使った加工品、しいたけ、菓子、酒など食料品だけでなく、工芸品も含めて約290品目の自慢の逸品を生産者が来場者に直接売り込んだ。
また、会場内で「震災語り部」による映像を使った説明を行い、被災地の復興状況についても広く周知。さらに、幅広い世代に楽しんでもらえるよう、ご当地キャラクター「おおふなトン」「たかたのゆめちゃん」「すみっこ」も連日登場して来場者を盛り上げ、本格復興に向けて「いわて・三陸けせん」地域のブランドをアピールした。
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