海峡の島に眠る　帝国陸軍の要塞跡地

友ヶ島は大阪湾の入り口に位置し、和歌山県紀淡海峡に浮かぶ４島（地ノ島・虎島・神島・沖ノ島）の総称です。明治政府は経済の中心地、大阪防衛を目的に、淡路島や紀伊半島と並ぶ由良要塞（ようさい）の要として、沖ノ島と虎島に砲台を置きました。

このうち最大規模の第３砲台跡は保存状態が良く、自由に探索でき、島の自然になじむレンガ造りの建物がジブリ作品『天空の城ラピュタ』に似た風景だと話題になりました。また２０２２年に放映された人気アニメ『サマータイムレンダ』の舞台としても注目を集め、アニメの聖地巡礼で訪れるファンの人気スポットとなっています。

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観光担当者がすすめる！わがまちの「イチ押し」

和歌山商工会議所　総務・広報課　中浴正隆さん

千葉県銚子市から東海地方の太平洋沿岸を通り、友ヶ島へのフェリー発着場付近に至る「太平洋岸自転車道」は、2021年ナショナルサイクルルートに指定された、世界に誇る全長1487㎞のサイクリングロードです。終点の加太には、記念モニュメントが設置されています。