神戸商工会議所(兵庫県)は12月13日、企業の新規事業担当者らによる「神戸イノベーション・コミュニティ」、起業家支援の意欲のある経営者らによる「神戸イノベーション・リーダーズ」を設立した。同日に開催されたキックオフイベントには同所の川崎博也会頭をはじめスタートアップ、地域行政関係者など120人が参加。両組織とも、企業や起業家のつながりをつくり、イノベーションにつなげようと設置したものだ。
「神戸イノベーション・コミュニティ」は、市内の主要企業の新規事業やイノベーション関連の担当者が集うコミュニティ。スタートアップとの協業などオープンイノベーションの場となることや、メンバー同士の交流・ネットワークの拡大などを目的としており、12月現在で、75社108人が所属している。
「神戸イノベーション・リーダーズ」は起業経験のある経営者8人をメンバーとする、起業家へのサポートを行う組織。同所が主催するピッチイベントなどでの登壇者へのアドバイスや、起業家に個別メンタリングなどを行う「メンタリングDay」の開催を予定している。
同所担当者は「二つの組織は、地元企業のイノベーション創出とスタートアップ支援に向けてエンジンとなるもの。神戸ならではのエコシステムを実現できるのではないかと期待している。キーワードは『神戸愛』ある人と人とのつながりだ」と話した。
最新号を紙面で読める!