人手不足が深刻な建設業界の中、ここ5年間でフジみらいは社員数も売り上げも約1・5倍増加した。けん引したのは二代目で代表取締役社長の江﨑雅章さん。創業者の父が提唱した「考えろ・やってみろ・みんなのために」の行動指針の下、「人が強み」と明言し、お客さま、社員、社会の三方良しを追求する。
創業の前年に生まれ両親の苦労を見て育つ
1976年、フジみらいは「フジ設計工務」という橋梁設計の下請け会社として誕生した。創業メンバーは、創業者の江﨑郁夫さんを含めてわずか3人。創業から約10年間は業績が振るわなかったものの、脱・下請け、利益を社員に還元する「当たり前経営」に徹し、施工管理業務、システム開発業務などを遂行した。