名古屋商工会議所(愛知県)が運営に参画する廃校を活用したインキュベーション施設「なごのキャンパス」が10月28日、名古屋市内にオープンした。「次の100年を育てる学校」をコンセプトに新産業やベンチャー企業の育成を目指す。
同施設は2017年に廃校となった100年を超える歴史を持つ「那古野小学校」で、18年に名古屋市が活用事業者を公募。トヨタグループの東和不動産を中心に同所、東海地区6大学による起業家育成プロジェクト「Tongali」など5者が運営に参画した。
教室や職員室はオフィスやシェアオフィス、コワーキングスペースに、体育館はイベントスペース、給食室はカフェテリアにリノベーション。オフィススペースにはベンチャー企業など18社が入居済みだ。同所も施設内にサテライトオフィスを開設。月~金曜日の午後1時から5時まで職員が常駐し、創業・起業や各種補助金申請、労務、知財、税務などの経営相談に応じる。
イベントやセミナーも随時開催。12月10日にはマネーフォワードによる名古屋初となる起業家創出イベント「起業家SHIP」を開催、同月12日にはスタートアップ企業が集まり、Jリーグ・名古屋グランパスエイトの小西社長に直接ピッチするイベントを同所主催で開催する予定だ。
施設はJR・名鉄名古屋駅にも近く、まちのにぎわい創出拠点としても期待される。
詳細は、https://nagono-campus.jp/を参照。
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