相馬商工会議所(福島県)は4月28日、相馬市内の松川浦県立自然公園内に新たな観光スポット「松川浦恋人岬」展望台を設置した。展望台には高さ約2.8メートルのハート形モニュメントと木造のブランコ、絶景を眺望できるベンチが設置され、日本百景の一つに数えられる松川浦の景色をゆっくりと眺めることができる。既存の観光資源と展望台を結ぶ観光導線を形成することにより、観光客の滞在時間延長や、市内飲食店、土産品店、宿泊施設などへの消費波及効果が期待される。
また、設置を記念して同公園内の「絶景」と「大切な人との絆」をテーマにしたフォトコンテストも開催。7月31日まで応募を受け付けている。SNSを通じた積極的な情報発信により、さらなる誘客と地域ブランドの確立を目指す。
相馬市は2011年の東日本大震災以降、台風などの自然災害の被害に相次いで遭ってきた。そうした中、同所は交流人口の拡大を地域再生の最優先課題として、24年に地域資源を最大限に生かしたまちづくりの調査研究に取り組む「海と港を活かしたまちづくり特別委員会」を設立。同委員会で検討を重ね、度重なる自然災害や風評被害を乗り越え、地域の復興と経済活性化への切実な願いを込めた新たな観光拠点として「松川浦恋人岬」を設置した。
同所担当者は「本施設が相馬の海と松川浦県立自然公園の魅力を再発見していただく光となり、持続可能なまちづくりのシンボルとなることを確信している」と話した。
