のりなどふるさと産品をPR
習志野商工会議所 千葉県
習志野商工会議所は、特産品である谷津地区ののりとせんべいを販売した。これらは、「習志野市ふるさと産品」として同所が認定する地域ブランドだ。これまでに食品、工芸品など51品目が認定されている。
千葉県北西部に位置する習志野市は、戦後、首都圏のベッドタウンとして発展を遂げてきた。その一方で豊かな自然を残し、特に「ラムサール条約」登録湿地である谷津干潟は、年間を通して多くの水鳥が飛来することでも知られている。この周辺は、昔から貝類などのよい漁場であり、のりの養殖が行われてきた。
今回販売したのは、谷津干潟沖で摘まれた甘みと香りの強い千葉のりを石焼き釜で天然の磯の風味豊かに焼き上げた「谷津干潟石焼のり」。のり製造・茶茶による昔ながらの天日干しの風味を再現した逸品だ。同社は魚沼産コシヒカリの一等米を臼ときねでつき、備長炭で焼き上げた「騎兵せんべい」も販売。戦時中習志野に騎兵隊が置かれた歴史にちなんで名付けられたもので100余年受け継がれた技術により全て手作業でつくられている。
また、三河湾で水揚げされたワタリガニなどの身を生地に練り込んだ白鳥フーズの「かにせんべい」など習志野自慢の特産品を販売した。同所は、「歴史あるふるさと産品の販路拡大を目指したい」と話している。
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