今月は、馬具をモチーフにした、滑らかな曲線が美しい牛革のショルダーバッグをご紹介します。
北海道開拓時代、馬は農業や軍事、そして移動手段として欠かせない存在でした。そのため、同地域では馬具づくりの技術が発達し、高い技術を持った優秀な職人が数多く輩出されました。彼らの手による上質な馬具を海外に輸出するため、昭和39年、ソメスサドルは誕生しました。
その後、国内への販売にも力を注ぎ、馬具のデザインを取り入れた一般向けの商品開発にも着手。社名に冠したフランス語の「SOMMET」は「頂点」を意味します。常に最高を目指す同社では、完成までの全工程を一人の職人が担当し、手作業で製作します。
「サドルショルダー」は競馬の本場・英国の鞍(くら)をモチーフとした女性向けのショルダーバッグ。同社の歴史と技術を詰め込んだ逸品です。滑らかな牛革を用いたバッグは、職人による修理を施せば長く使用できるため、経年変化を楽しむ人からも愛されています。
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