媛っこ地鶏など地元素材にこだわって
西条商工会議所女性会は10月2日、「第72回国民体育大会~愛顔(えがお)つなぐえひめ国体」(9月30日~10月10日開催)において、関係者に郷土料理「いもたき」を振る舞う「ふるまい」活動を実施した。当日は、メンバー13人が参加。サッカー競技会場となった西条運動公園とソフトボールが行われた東予運動公園の2カ所に分かれ、それぞれ300食分を調理して大会関係者らに振る舞った。
いもたきは、里芋や鶏肉、野菜を鍋で煮込む愛媛の郷土料理で、秋に河川敷などで大鍋を囲み、皆で楽しむのが風物詩になっている。鍋の具は地域によりさまざま。同女性会では地産地消にこだわり、愛媛生まれのブランド鶏「媛っこ地鶏」やブランド里芋「伊予美人」など地域の食材をふんだんに使ったいもたきを提供した。
これに先立ち、メンバーらは9月に食育研修会を開催。いもたきの食材や味付けを相談しながら試作するとともに、媛っこ地鶏を使った簡単料理も考案した。振る舞い当日は雨だったものの、メンバーの元気な声掛けに大勢の人がブースに立ち寄り、うどんの代わりに「すいとん」を加えた温かないもたきに舌鼓を打った。
翌日は、別のメンバーが会場や駅で案内する「おもてなし」活動にも参加。女性会の伊藤宏子会長は、「えひめ国体への参加はとても貴重な体験。メンバー同士の交流も深まり楽しい時間だった」と話している。
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