豊後高田商工会議所(大分県)はこのほど、豊後高田市の特産品である白ネギをモチーフにしたPRキャラクターの名称を公表した。名前は全国から募集し、応募数903件の中から10人が考案した「しろね」に決定。「しろね」は大分県の方言を話し、ネギの抗酸化作用で色白、すべすべの肌を持つ「白ネギ畑に住む妖精」だ。4月8日には名前発表会を開催し、名前を考案した小学生らに同所の野田洋二会頭から記念品が贈られた。
名前発表会で野田会頭は、同市における農業の位置付けを「特に売り上げの大きい白ネギは地域に外貨をもたらす重要な産業」と説明。今回のキャラクター制作について「商工業と農業が連携して地域経済を活性化させる取り組み」と述べた。その後、名前を考案した10人のうち出席した市内の小学生ら5人に対し、野田会頭から感謝状と記念品の白ネギ3キログラムが贈られた。
同事業は、白ネギを活用した地域活性化事業の一環として実施。同所は市と経営発達支援計画を実行する中で、地域課題を解決する事業の検討委員会を農家、飲食店、金融機関、行政などと共に設立し、白ネギを活用した農業との異業種連携による地域活性化事業として「白ねぎグルメフェア」「豊後高田白ねぎ祭り」といったイベントを開催してきた。その中で、特産品の白ネギの知名度があまり高くないことを実感し、キャラクターの制作に至った。今後、「しろね」と共に同市の白ネギの魅力をさらに発信していく。
同所担当者は「まずは地元での認知度を高め、地元の白ネギ農家や子どもたちが地域や地元産品に親しみや誇り、愛情を持ってもらえるようにしたい」と「しろね」の地元定着を進めていきたい考えだ。「地元での土台をしっかりとつくり、自発的な加工品やグルメへの展開を目指す。今後も連携している皆さまと話し合いながら、地域活性化の効果が出るよう少しずつ進めていきたい」と今後の抱負を語った。
