平田商工会議所(島根県)は3月19日、一畑電車、酒持田本店、平田高校との4者連携によりカップ酒「ばたでん 平高生カップ」を発売した。中身は異なる酵母でつくられた味や香りの違いが楽しめる3種類の純米酒。ラベルには同校写真部の生徒が撮影した3種類の写真を使用し、一畑電車の通称である「ばたでん」の題字も生徒が書道の時間に書き上げた作品から3種類を選んだ。酒持田本店、一畑電車の出雲大社前駅と松江しんじ湖温泉駅で販売しており、今後販売場所を拡大する予定だ。
同所は2018年、創立70周年を機に平田高校と地域連携協定を締結。まちの活性化と若者の人材育成を推進する地域協働事業に取り組んできた。
「ばたでん 平高生カップ」は同事業の一環として企画。「一畑電車を題材にしたラベルをつくりたい」という生徒の希望に応え、一畑電車がラベル製作に全面協力した。駅や沿線、車庫構内を同校写真部に開放し、生徒は半年かけて写真を撮影。集まった写真66点、題字56点の中からそれぞれ3点を厳選した。採用されなかった写真は一畑電車の車内で中づり展示している。
今後、酒持田本店は同校の生徒が提供する作品をラベルに活用した商品をシリーズ化していきたい考えだ。
同所担当者は「当所では平田高校の維持存続をまちの活力と捉え、石原俊太郎会頭が『平田高校魅力化コンソーシアム』の副会長を務め、選ばれる学校づくりと地域とのつながりをさらに深める取り組みを進めている。島根を訪れる方には、一畑電車の乗車記念としてぜひ買い求めてほしい」と呼び掛けた。
