津商工会議所 三重県
注目は老舗の新しい味
津商工会議所は、津市を代表する銘菓、「平治煎餅(へいじせんべい)」をはじめ地元名店の注目商品を紹介した。平治煎餅本店の「平治煎餅」は、病母のために禁漁を犯し処罰された阿漕(あこぎ)の漁師・平治の孝子(こうし)伝説にちなんだ菓子。平治が浜に置き忘れた笠(かさ)をかたどり砂糖、小麦粉、卵のみでつくられる卵せんべいだ。平成25年、「三重セレクション」に選定されている。
創業明治20(1887)年の山二造酢からは、創業以来受け継がれてきた醸造法でつくられた酢にリンゴ酢を加えた「美味しいで酢」を紹介。フルーツ酢「ざくろの飲む酢」やショウガとフルーツ酢を合わせた「Gin―Vine(ジン・ビネ)」シリーズなど気軽に飲める酢がブースに並んだ。
ハチミツ専門店「はちみつやさんミエール」は菩提樹(ぼだいじゅ)やユリの花といった珍しいハチミツを出品。同店は、養蜂園の直営店で、店舗では国産、外国産合わせて50種類ほどのハチミツをそろえている。
また、江戸時代から続く下津醤油のたまごかけごはん用しょうゆ「たままんま」や調味料「たまご焼き自慢になりました」、明治2(1869)年創業で水やコメにこだわった酒とみそ・しょうゆを醸造する油正(あぶしょう)の吟醸酒「神の穂」、新純米大吟醸「初日」なども販売した。
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