東北を代表する六つの祭りが集う「東北絆まつり」が2019年12月21日、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」のメインスタジアムとなる新国立競技場(東京都新宿区)のオープニングイベント「HELLO OUR STADIUM」に出演した。「東北絆まつり」は、東北六県県庁所在地商工会議所や東北6市などで実行委員会を構成。東日本大震災の犠牲者の鎮魂と東北の復興を国内外にアピールするため毎年6市が持ち回りで開催地となり、東北の夏祭りを集結させる一大イベントだ。
今回は、6市から総勢460人が参加し、特別演舞を実施。高さ12㍍の竿燈(かんとう)を操る「秋田竿燈まつり」を先頭に、「盛岡さんさ踊り」「山形花笠まつり」「福島わらじまつり」「仙台七夕まつりとすずめ踊り」「青森ねぶた祭」が真新しいオレンジ色のトラックへ次々と登場し、伝統の踊りや迫力ある山車に6万人の観衆から歓声が上がった。
「福島わらじまつり」には福島商工会議所青年部(福島YEG)のメンバーを含めた総勢90人が参加。長さ12㍍、幅1・4㍍の大わらじを担いで「新生わらじ踊り」を披露し、復興へと歩む若者の元気な姿を発信した。
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