事例7 2大観光地の名がついた 新駅誕生への期待
黒部商工会議所
新幹線開業後も見据えて
現在、YKKの吉田忠裕会長は、黒部商工会議所の顧問として、県主催の「新幹線戦略とやま県民会議新川(黒部市・魚津市・入善町・朝日町)地域会議」の代表を務めている。また、同社黒部広報グループ室長の小林さんは、同会議のメンバーであると同時に、同所の副会頭でもある。これはYKKが地元の活性化を何より望んでいる証だろう。
県民会議では、黒部宇奈月温泉駅の開業を控え、さまざまな取り組みを行っている。「体験型観光の検討、観光ルートと2次交通の研究、6次産業化への対応、エコのまちの形成検討、そして地域のセールスプロモーションの5つの課題を挙げ、それぞれ検討会議を開いてきました。すでに実施されているものもいくつかありますが、単に開業時だけを見るのではなく、その後も見据えて地域活性化を考えています」と小林さんは説明する。
黒部と宇奈月温泉、魅力的な観光地の名を冠した新駅は、この地に多くの人を招くに違いない。
※月刊石垣2015年2月号に掲載された記事です。
最新号を紙面で読める!