事例3 新たなランドマークとして 誘客と地域活性化に貢献
ル・キューブ金沢(石川県金沢市)
金沢の繁華街の一つ、武蔵地区。その一角にあるのが、平成26年4月にオープンした複合施設「かなざわはこまち」だ。店舗、オフィス、賃貸マンションからなり、その斬新な外観からランドマーク的存在として期待を集めている。
繁華街に複合施設として新規参入
「美」「食」「健康」「おもてなし」をキーワードにオープンした「かなざわはこまち」。金沢駅から800mほどのところにあるむさし交差点の一角にあり、そこは近江町市場や百貨店、マンションが立つ繁華街の中心だ。
「弊社はもともと全国の観光地に合わせた土産菓子を製造してきました。いつかは金沢から全国に向けて自社ブランドを発信する商品を手掛けたいと考えていました」と「だいいちグループ」が運営する「ル・キューブ金沢」のフロアマネジャー・大崎博史さんは語る。
外観のインパクトで観光客を引き込め
むさし交差点付近は繁華街というだけでなく、金沢駅から兼六園や金沢城公園、ひがし茶屋街、武家屋敷界隈などに向かう際、必ず通る場所。いわば観光の起点でもある。そこへ新規参入するとなれば、単なるビルでなく「道行く人がハッと目を留めるようなサプライズを」と考えた同社は、プレゼントの箱を積み上げたようなデザインを採用した。確かに、斬新な外観は目立ち、足を止めて思わず入りたくなるワクワク感を醸し出している。
石川県産品を扱う店や飲食店などを中心に集めた同施設。金沢駅に降り立つ人々が観光地へと向かう道すがらの、立ち寄りスポットとなることに期待が掛かる。
会社データ
社名:株式会社ル・キューブ金沢
所在地:石川県金沢市袋町1-1
電話:076-225-8600
※月刊石垣2015年2月号に掲載された記事です。
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