真壁昭夫
真壁昭夫の経済底流を読み解く スイス国立銀行の敗北とわが国への教訓 日銀の政策効果への影響とは
スイス国立銀行(SNB)は突然、2011年9月以来、約3年4カ月維持してきた1ユーロ=1・2スイスフランの為替上限レートを撤廃すると発表した。今回の発...
真壁昭夫の経済底流を読み解く 日本経済を左右する米国の金融政策 政策金利引き上げがもたらすもの
今年の世界経済と金融市場の動きを考えると、最も重要なファクターは米国経済の動きだ。足元の世界経済を見ると、ユーロ圏の景気は低迷が続き、中...
真壁昭夫の経済底流を読み解く 予想外のGDPマイナスの波紋 政府は本気で地方創生を
11月中旬に発表された昨年7-9月期のGDPの1次速報値はマイナス1.6%と、金融市場を震撼させるネガティブサプライズとなった。その後輸出に増加の兆し...
真壁昭夫の経済底流を読み解く 「成長戦略」なくして経済再生ならず求められる改革断行
最近、人々のアベノミクスに対する関心が低下している。当初の期待が、次第に剥落してきているということだろう。アベノミクスの金融・財政政策で...
真壁昭夫の経済底流を読み解く 円安の功罪そのメリット、デメリットとは
足元の為替市場で、円安・ドル高の傾向が鮮明になっている。この背景には、米国景気が回復し始め、FRB(米連邦準備制度理事会)による金利引き上げ...
真壁昭夫の経済底流を読み解く 10年周期の金融危機説2017年の市場に何が起きるか
金融専門家の間では、以前から「10年周期で世界の金融市場に大規模な金融危機がやってくる」という見方がある。具体的には、1987年以降、1997年、2...
真壁昭夫の経済底流を読み解く 「Gゼロ」の世界と中韓 今こそ日本は〝大人の外交〟展開を
政治専門家の一人は、〝Gゼロ〟の世界情勢と称した。世界の中で圧倒的な影響力と発言力を持つ国が見当たらず、従来の秩序を維持することが難しくな...
真壁昭夫の経済底流を読み解く わが国はデフレから抜け出せるか? 中国・欧州の経済悪化、日本企業の輸出伸び悩みに懸念
足元のわが国の経済は、長く苦しめられてきたデフレから脱却できるか否か、重要なポイントに差し掛かっている。経済専門家の間でもさまざまな見方...
真壁昭夫の経済底流を読み解く 難しい隣人 中国の今後 成長率の低下が世界経済のリスク要因に
最近、わが国の隣人である中国が一段と難しい国になりつつある。中国は、わが国やベトナム、フィリピンなどと領有権紛争の火種を抱えている。今の...
真壁昭夫の経済底流を読み解く 消費税率引き上げのタイミングに重なるリスク要因今後の展開から目が離せないウクライナと中国
一時期に高まったアルゼンチンなどの新興国リスクは、最近やや落ち着きを取り戻しつつあるように見える。一方、ウクライナの問題が顕在化したこと...
真壁昭夫の経済底流を読み解く 懸念される経常収支の黒字激減 企業の競争力を回復させる環境づくりが必要
2月10日に、財務省が昨年12月の国際収支(速報)を発表した。このうち、経常収支は過去最大の6386億円の赤字となり、単月ベースの赤字は3カ月連続...
真壁昭夫の経済底流を読み解く 大型M&Aに見るアニマルスピリッツ変革への貪欲さが生き残りを決める
1月中旬、わが国を代表する大手食品メーカーであるサントリーは、米国最大の蒸留酒メーカーであるビーム社を160億ドル(約1兆6500億円)で買収する...
真壁昭夫の経済底流を読み解く TPP交渉とわが国を取り巻く状況各国の立場を理解し、国益を考えた主張を
昨年12月半ばに行われたTPP(環太平洋パートナーシップ協定)交渉の閣僚会議では、関税や知的財産権などをめぐり各国が対立。当初の目標であった20...
真壁昭夫の経済底流を読み解く 2014年、日本経済の鍵を握る“賃上げ” 大切なのは時間をかけた景気の回復
わが国経済は、2012年11月を底に緩やかな回復傾向にある。産業や地域によって回復のばらつきや差異はあるものの、実質ベースのGDPは12年10〜12月期...
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