笹井清範
まちの視点 「顔」が価値を持つ経済
山の民と海の民の物々交換―経済はこの営みから始まったといわれています。フランス文学者の内田樹氏の著作『疲れすぎて眠れぬ夜のために』によると...
まちの視点 本物はタイムマシン
良いものを買い、それを長く使う。「一生もの」というが、さらに世代を超えて使い続けるとき、その品は一時的には高価であっても、長い目で見れば...
まちの視点 安さ以外の価値で光る店
経済産業省の「平成30年度電子商取引に関する市場調査」によると、日本のEC化率は6・22%で、市場規模は17兆9845億円(2018年度)。EC化率とは全商取引...
まちの視点 理想の顧客を明らかに
ファッションのカジュアル化、インターネット通販の一般化など変化を続ける市場にあって、全国各地のファッション専門店の業績低下が著しい。とり...
まちの視点 顧客の信頼が繁盛の源泉
かつては栄えていた商店街が衰退し、まちにあった大型店が撤退。そこにとどまる店と商人はどのように生き残るのか。今や、日本全国どの地方でも直...
まちの視点 地域の人々を守る
小さく、狭く、濃く、深くこれが地域密着に徹する中小企業の生き方と教わった事例がある。関東地方に大雪警報が出たときのことだった。神奈川県大...
まちの視点 モノにコトを添えて売る
お茶の一大産地の静岡市に、お茶に関わる会社や商店が集まる「茶町通り」がある。お茶関係の業者以外、わざわざ訪れる人は少ないこの通りで、一般...
まちの視点 学んだら実践
人口150万人、一日の乗降客数40万人──いずれの数字も伸び続ける神奈川県川崎市は、玄関口である川崎駅の周辺に次々とタワーマンションが立ち並び、...
まちの視点 二生ものの万年筆
日本一人口の少ない鳥取県の県庁所在地。その鳥取駅前の商店街にあるオーダーメード万年筆専門店「万年筆博士」では、ペン軸の長さや太さ、ペン先...
まちの視点 真っ正直に顧客最優先
4月30日限りで終わりを迎える「平成」の代。この30年間は、日本の近現代史において特異な時代だったと後世に振り返られるかもしれない。特筆すべき...
2019年商業の動向 高まる商業者の存在価値
影響力の低下が言われるものの、今もテレビコマーシャルは消費マーケットの動向を知る上で重要な媒体である。最近のテレビコマーシャルから商業の...
まちの視点 一人の百点満点目指す
商いとは「何を(WHAT=商品・サービス)」「なぜ(WHY=経営理念)」「いつ(WHEN=商機)」「どこで(WHERE=立地)」「どのように(HOW=業態・販売方法)」、...
まちの視点 経営の縦軸と横軸
石川県金沢市、持ち帰りずし・弁当の名店「芝寿し」は1958年の創業以来、地域の生活者の信頼を得ながら北陸三県で外食事業を営み、のれんを育てて...
まちの視点 損得より先に善悪を考える
経済の浮沈は一企業の努力でどうこうできるものではなく、不況の波にのみ込まれる店もある。しかし、大波をしっかり乗り越える店があるのも事実だ...
まちの視点 敗軍の将が語る教訓
業界でも先んじて移動販売車を走らせて、移動の手段を持たない高齢者など〝買い物弱者〟のライフラインを守った店があった。店先に生ごみ処理機を...
まちの視点 おいしいものだけを売る
「どうせやるのなら、ちゃんとね……そう、ちゃんとね」こう語るのは群馬県高崎市にある小さなスーパーマーケット「まるおか」の店主、丸岡守さん。...
まちの視点 廃棄ロス2%、驚異の生花店
廃棄ロスと機会ロス、あなたの店はどちらで悩んでいるだろうか。過剰に仕入れたり製造したりして売れなければ原価が無に帰す、これが廃棄ロス。仕...
まちの視点 100年フライパンへの情熱
日本有数の料理道具街、東京の合羽橋で1912年に創業した料理道具店「飯田屋」には、超マニアックで専門的な道具が所狭しと並び、世界中の料理人と...
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